みんな大好き!体幹トレーニング!
選手に (^○^)「自宅とかチームでなんか筋トレとかやってる?」って聞くと
「体幹やってます!」「ベンチプレスやってます」
(^○^) 「筋トレ好きやなー・・・俺もやけど」
トレーニングってどんなの?って聞くと体幹トレーニング(クランチやプランクが大多数)やベンチプレスがやはり多いですね。
今回はそんな体幹トレーニングについて書きたいと思います。
体幹とは
そもそも体幹とはなんぞや。
って聞くと結構な確立で「腹筋・背筋」って答える選手が多いです。
指導者の方でもそんなイメージ持って張るのではないのでしょうか。
体幹とは
四肢(手と足)・頸部(首から頭)を除いた部分、つまり胴体(胸郭・脊柱・骨盤)を指します。
また狭義の意味でインナーユニットと言って胴体の奥深くにある筋肉(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群など)を指しています。
人が生きるためにする呼吸や姿勢を維持したり動いたりするときにも働いています。
つまり
腹筋・背筋=体幹
というのは広い意味では正解ですが、ふかーく考えると全然足りないことになります。
そもそもなんで体幹鍛えてるの?
- あたりに強くなりたいから
- ジャンプ力を上げたいから
- 軸を作りたいから
など選手からはそんな答えが返ってきます。
選手にとってパフォーマンスを上げるのは一番の望みやし、有名選手やってるからいいもんだと思って実施する気持ちもわかります。
だがしかし。
プランク・クランチだけでパフォーマンスが上がるのか!?
検証したいと思います。
方法
①股関節の内外旋をチェックします。
→膝90度、股関節90度に曲げ踵を内・外に動かします。
※可能であればペアで行ってみてください。
②次にプランクを3時間!
嘘です。10秒~20秒ほどキープしてください。
③もう一度、股関節内外旋をチェックします。
いかがでしょうか??
変わりましたか?
硬くなった選手が多かったのではないでしょうか?
実際、トレーニングをやって、そのあとにパフォーマンスが落ちてしまえば元も子もないです。
時間・労力をかけて行っていたトレーニングが実は
パフォーマンスアップにつながっていない!?
ってことも大いにあります。
じゃあ、何すればいいの?
別にプランクやクランチを否定するものではありません。
しかし、トレーニングが上手くできるようになっているのが目的になってませんか?
と言うことを一つお伝えしたいです。
今回、プランクで検証しましたが、プランクが1分キープできるようになりました。
だから何?
ってことです。
トレーニングの動きが上手くできるようになったけど、
- 柔軟が悪くなる
- パフォーマンスは上がらない
- 競技の動きが悪くなる
こういうことは普通に起こっています。
トレーニングが上手くなる→パフォーマンスが上がる(目的)
この目的がしっかりしないとトレーニングが曖昧になります。
トレーニングのフォームや回数も大事です。
大事ですが、そのトレーニングを行う目的を再度、認識してほしいと願います。
(なんなら指導者を疑うくらいのつもりで・・怒られるか・・)
このことを念頭に置いて、日々のトレーニングに励んでほしいと思います。
「固めるよりも緩めることの方が大事」
これは体幹トレーニングを世にしらしめた、日本代表サッカー選手の「永友佑都選手」の言葉です。
筋肉トレーニングだけでは通用しないということで、
例えば腹筋がギュッと固まっていても、
ほかの部分が脱力したうえで腹筋に刺激が入っているかどうかが重要
(Numbe Do 体幹論 参照)
と語っています。
つまり、体幹を固めたり緩めたりすることで手足の連動性が高まったり、身体が緩まることで心(メンタル)も緩まる、と言うことが書かれています。
「剛構造」と「柔構造」
建築で使われる話ですが、
「剛構造」は壁を分厚くする建物
→衝撃を吸収できないので強い震度では簡単に崩れます
→人の身体だとプランクとか固めて作り上げた身体とイメージしてください。
反対に「柔構造」の建物は
→支えとしてあるのは「心中」とうい「軸」
→各階層はくっつけずに「ずれる」構造です。
それによって強い震度でも衝撃を吸収して崩れないような構造です。
具体的には「五重塔」です。
つまり、身体も固めるだけでなく、緩めて使う技術が必要ということです。
これに関しては簡単に言うと柔軟・・という言葉で片付けたくはないですが長くなるので割愛します。
この辺に関しては、理学療法士の波多野先生が語られているので興味があるかたは是非。
何度か波多野先生のセミナー受講していますが治療技術もすごくて、とても面白い先生です。
→波多野先生ブログhttpss://ameblo.jp/pata0511/entry-12230306723.html
まとめ
- パフォーマンスを上げることが目標。そのためのトレーニング。
- トレーニングが上手くなるのが目標ではない。
- 体幹は固めるだけでなく緩めることも必要。
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