先日、バスケの練習に行った際、
と相談がありました。
な状態でした。
膝に痛みがある時、水が溜まていることがあると思います。
今回は、なぜ水が溜まるのか?
あと、よく質問されるのが、
「あんまり抜きすぎたらよくないんでしょ?」
「抜いたら癖になるから抜かない方がいいって言われたけど・・・」
実際どうなの?
バスケットボール選手にも多い膝に水が溜まるという症状・・・
疑問に答えながら膝に水が溜まることについて、まとめていきます。
目次
膝に水が溜まるってなに?
膝の構造
まず、膝の構造から。
膝は太ももの骨の大腿骨とスネの骨の脛骨、膝のお皿で有名な膝蓋骨から成り立ちます。
大腿骨と脛骨の間には関節包と呼ばれる関節の膜があり、その膜の内側には滑膜という膜でおおわれています。
で、大腿骨と脛骨の間の隙間に「関節滑液」と言われる液体で満たされています。
「関節滑液」の役割
この関節滑液は骨と骨の摩擦を軽減してくれたり、ジャンプなど着地の際に衝撃が加わるのですがクッションのような緩衝作用があります。
また、表面に軟骨があり、栄養を供給してくれたりするええやつなのです。
いわゆる潤滑油的な役割をしています。
なぜ水が溜まる!?
関節滑液は滑膜から分泌されます。
通常は、この滑液は一定の量で関節内に満たされていて、自然に吸収されたり、また滑膜から分泌されたり減ったりを繰り返しています。
しかし!
関節内に何らかの異常が発生し、炎症状態になると、ストレスが生じその炎症状態を改善させるために身体が勝手に反応し滑液を多く分泌することが起こります。
その状態がいわゆる
「水が溜まっている」
状態。
医学的には「関節水腫」と呼ばれています。
水が溜まった時の症状
-
-
- 膝の曲げ伸ばしがしにくい
- 圧迫感を感じる
- 体重をかけたときに痛い
- 膝が腫れて熱を持ってい
症状 -
などの症状が見られます。
膝に水が溜まる原因はなに?
怪我や事故
スポーツをしているときに相手との接触で靭帯や半月板にダメージが生じると、身体が炎症状態を改善させるために反応し水が溜まることがあります。
ちなみに、靭帯や半月板を損傷した時に、腫れて水が溜まっている場合、滑液の中に血液が混じる場合もあります。
オーバーユース(使い過ぎ)
バスケ中など、スポーツで過剰に膝へストレスが生じる場合、関節のストレスが増大し水が溜まってしまうケースがあります。
関節の病気
関節リウマチや変形性膝関節症など関節に炎症を起こす病気もあり、その時は水が溜まりやすくなります。
老化
老化に伴い関節のクッション機能が低下し負担が生じ、水が溜まることがありあます。
膝に水が溜まったらどうするの?
まずは病院へ受診してください。
何度も言いますが自分で判断しないようにしてください。
必要であれば注射器で水を抜くこともありあます。
水を抜くことで関節内に溜まった水に血液が混じっていないかなど判断できます。
膝の水を抜くとクセになる!?
今回の一番言いたいところ。
膝の水を抜くとクセになるのか!?
みなさん気になりますよね?w
膝の水を抜いてもらうと一時的に楽になります。
でも、しばらくするとまた水が溜まってしまうことが多々あります。
クセか!?
これはクセになっている。
と言うよりは、
膝に水が溜まったらどうするの?
安静
まずは安静。
膝に水が溜まる原因は関節の炎症です。
炎症を抑えることがまず必要です。
アイシング
炎症はアイシングなど寒冷療法を用いることで軽減させることが可能です。
特に腫れて熱を持っている場合などは患部を冷やすことで症状を緩和させることが可能です。
水を抜いてもらう
一番手っ取り早いです。
でも先述しましたが、抜いてもまた水が溜まる場合もあるので状態を見極めることが必要です。
予防
水が溜まるのはしつこいですが膝にストレスが生じているから。
なのでストレスを軽減させるために
- サポーター
- テーピング
も効果的です。
ですが、このブログでは身体について発信しているのでそれだけでは終われません。
根本を見直す必要があります。
膝は股関節と足関節(足首)に囲まれている事からその二つの影響をすごく受けやすいです。
なので股関節の筋肉が弱っていたら膝に負担がかかることもあります。
足首が硬いと膝に負担がかかることがあります。
姿勢は人それぞれなので、それに合った運動を行うことが大切です。
足首が硬い選手や股関節が硬い選手は自分で自覚があると思います。
そこに対して改善をできるよう自分で自分の身体向き合ってください。
まとめ
- 膝に水が溜まる原因は、膝へのストレスが原因で炎症を起こしている
- 水を抜くとクセになるのではなく、治っていない証拠
- 基本的には安静・アイシング・水を抜く、そして自分の身体のコンディショニングが大重要