バスケットボール選手と腰痛の共存について書いていく。

舞鶴の理学療法士のChitoooです。

 

台風20号が接近しております。

このブログを更新している最中も暴風雨です。

避難勧告が出ていますが、幸い私の家の近くは川の氾濫も無く山も近くないので大丈夫かと。

油断は出来ないですが何事も無いよう、願っております。

これは京都バスケットボール協会が出したお知らせですが、事前に台風の起こった際の試合の変更を速やかに報告されています。

選手にとっては一度きりの試合でも命が大切ですからこのような対応は素晴らしいですね。

 

 

さて、最近、外来で腰痛の選手に当たることが多いです。

野球にしてもバスケにしても腰痛は国民の有訴者率が高い疾患と言われています。

 

このブログを見てくれている先輩からも腰痛について書いてほしいと言われてから早3か月経過しております。

以前から腰痛についてまとめたかったのですが、これを機会にまとめていこうと思います。

 

腰痛ってどれくらい多いの?

アスリートにおいても腰痛を訴えるケースは非常に多いです。

10代~20代を一般人を対象にした腰痛のアンケートで腰痛の現有者率は5.7%~15.9%と報告があります。

それに対して、若年アスリートや体育系大学生を対象としたアンケートでは

46%~79%が腰痛を有している結果の報告があります。

めっちゃ多くないですか?

 

さらに、「今までスポーツを行っていない人」と比較して「スポーツをやっていた人」、特に競技レベルが高くなるにつれ、腰痛を訴えるというケースが多いことが報告されています。

このことから、スポーツやっていると腰痛発生率が高くなるということがわかります。

 

スポーツ現場での問題点

スポーツ現場での問題点として、

安静や治療が必要な腰痛を持った選手に対して、腰痛を理由に練習や試合を休むのに難色を示す指導者が多い

 

これは結構あって、実際当院にくる学生さんたちもこれを言われます。

直接的に、または強く言われてなくても、

「腰痛で休むの?」

という感じなんだとは思いますがやはり理解は得難い印象です。

 

実際、どんな怪我でもそうですが、痛みがあるなかで無理をして競技をしていてもパフォーマンスはもちろん低下します。

最悪、

  • 腰痛の悪化
  • 他部位のケガの発生率の増加
  • 競技ができない
  • 引退

などがあげられます。

個人としてはもちろんですがチームとしてのパフォーマンスの低下も招きますから腰痛の管理は重要なマネージメントと言えます。

 

バスケットボールにおける腰痛の発生率

高校バスケットボールを対象にした傷害調査の結果、

足関節捻挫と並んで全体の33.3%発生している

と報告されています。

 

また女子日本リーグ機構に所属するチームにおいて、

スポーツ外傷では足関節捻挫が圧倒的に多い(40.3%)

ですが、

スポーツ傷害では28名中22名(78.6%)と腰痛が一番多い

と報告されています。

 

とりあえず、バスケでも腰痛多いよってことです。w

 

腰痛の分類

一概に腰痛と言ってもいろいろあります。

ちなみにヘルニアや分離症といった原因がわかって正確な診断がつく疾患も腰痛の一因ですが、

腰痛の8割近くが原因不明とされています。やばい。

 

腰痛の発生メカニズムから3パターンに分けて考えられます。

  • 屈曲型腰痛 

  • 伸展型腰痛 

  • 回旋型腰痛

今日はこの3つを知っていただければOKですw

 

屈曲型腰痛

読んで字のごとく、身体を曲げると腰痛が出現するパターンです。

ボート競技など身体を曲げては伸ばしてと屈曲動作を反復したり、自転車などの前傾姿勢を維持したりスポーツに多くみられます。

スポーツ動作において、例えばバスケでのDFスタンス。

パワーポジションが不十分でしっかり姿勢が出来ていない場合に多く発生します。

これらが継続的な負荷が続いていくと、過負荷により、

  • 腰椎椎間板障害
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 筋・筋膜性腰痛

などの発生要因に繋がります。

 

伸展型腰痛

伸展型腰痛は体操選手やバレエ、フィギアスケートのような背中を反らした姿勢を繰り返す競技で多く発生します。

また、ラグビーなどのタックル動作で体幹に強い圧力がかかった際、負荷に耐えきれず痛みが出現するというパターンもあります。

腰部の伸展では

  • 椎間関節障害
  • 腰椎分離症
  • すべり症

の発生要因になりやすいと言われています。

 

回旋型腰痛

回旋型腰痛では野球やゴルフ、テニスなどスイング動作が必要な競技に多く認めます。

回旋する反対側の腰に痛みを訴えるケースが多く認めるのが特徴です。

一方向の回旋動作の繰り返しは片側の腰痛分離症や椎間関節障害の発生因子となりやすいです。

※だからといって右バッターが左で打てと言っているわけではないですよw

 

また、バレーボールやバドミントンのスマッシュ動作のように、回旋に加えて伸展動作が加わると、さらに背中へのストレスは増加するといわれています。

側屈動作が加わると、倒した方向の圧縮ストレスと反対側の伸長ストレスにより、側屈側が伸展ストレス・反対側が屈曲ストレスと複合してしまうパターンもあります。

ちょっと専門的で申し訳ないです(ーー゛)

 

まとめ

今回は腰痛の3パターンについて説明しました。

今度は腰痛に対して、腰痛になりやすい要因と改善方法をまとめていきたいと思います。

腰痛でバスケが出来ないのは辛いです。

 

昨日も、腰痛で悩んでいる選手がいると聞きました。

痛みなく全力でプレイできるように、このサイトを見て実践出来るようなブログにしていきたいです。

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