怪我したことを後悔させないために

先日、選手のお母さんから嬉しい報告をいただきました。

 

今まで骨折してようが、捻挫してようが・・・

Drストップかかっても無視してバスケ続けてた子が今回、バスケできなくなって苦しんでる時に助けてもらいました。

〇〇にとって先生は凄い信頼してて、リハビリするたびに意欲が戻ってきているのが分かるからほっとしています。

お蔭様で復帰もできて気持ちの切り替えもできて本当に助かりました。

 

ありがたいです。

 

選手は高校のバスケットボール選手。

怪我で長期間離脱することになるとスポーツ選手にとって、焦りとストレスは半端じゃないです。

僕も学生時代は膝痛に悩まされており、長期間練習に参加できず、苦しい思いをしました。

  • 体力の低下
  • スタメンから落とされる
  • 技術が落ちる
  • ほかのメンバーが練習している焦り
  • 後輩が力をつけてくる焦り

 

いろんな感情が交差します。

マジで吐きそうなくらいしんどかったのを覚えています。

自分を保つために強気な発言をしたり・・・(メンタル弱いのでw)

 

そんな中、その子に伝えたのは

「怪我する前に戻っても、それは怪我する身体やし、怪我する前よりよくなって復帰しよう。

怪我したことを後悔せんくらい、怪我してよかったって思えるくらいにして復帰しよう」

 

(くっせwwwwwww)

 

でも僕はそれくらい本気で選手と向き合って関わるようにしています。

自分語りでナルシストみたいですが、本気で思っています。

少ない臨床経験と空っぽの頭で考えて選手に伝えた言葉です。

 

もちろん、僕だけの力で良くなるわけでないし、選手・保護者・指導者の理解も必要です。

 

特に選手は何十年とその身体で過ごしていて癖もついています。

その使い方の間違った身体の使い方で壊した身体を変えるのはめちゃめちゃ時間・努力・労力を要します。

僕だけじゃなくって、選手が変わらないとだめです。

 

選手の人生で選手が主人公だから。

僕はその選手に「きっかけ」「気づき」を与えるだけだと思っています。

 

スポーツ選手の時間はほんと少し。

僕もまだバスケを続けていますが、学生自体の熱量はその時しか味わえません。

 

「あの時こうしておけばよかった」、とか、「もっとできたなって」いうのは絶対あります。

僕らセラピストも選手に対してそう思います。

今復帰できているけど、もっと早く復帰できるようにできたんじゃないかってずっと考えています。

「選手の身体」という一番大事な道具を預かると思って全力でやってます。

身体のプロとしての当たり前の事と思っています。

 

痛みをとって、可動域を上げて、ちょろっと筋トレしておしまし。

そんなん誰でもできるし。

もう一歩・二歩前進して復帰できるように。

練習している選手よりもっとよくなって復帰できるように。

 

ってな感じでいっつもやってます。

 

僕と選手が本気でやってる時

時間忘れて二人だけの世界でやってる時(ちょっときもいですがw)

 

そん時はめったいいリハビリできてる気がしてます。

めっちゃ楽しいし。

病院って長期間来るところではないし、リハビリには終わりが来るけど来てる間くらいは楽しい空間にしたいと思ってます。

 

自己満足かもしれませんが、選手のためになっていれば幸いです。

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