バスケのドライブを高速化するために重心移動を使う方法

バスケットをプレイしていて、相手を抜くために切り替えしやドリブルの初動をスムーズに、正確に、素早く行うとは非常に重要です。

筋力UPだ!

 

もちろん筋力も必要です。

今回は身体の使い方に着眼点を置いて話をしたいと思います。

 

スポーツの世界において、早く動くため

重心移動

については多く語られています。研究の報告も多くあります。

 

そもそも重心ってなんやねん!

って思われる方もいると思います。

 

今回は、重心について、また重心移動がうまくできるとどうなるか、について書いていきます。

 

重心とは

重心

物体の各部に働いている重力の作用と等価な合力が作用するはずの点。

図形にについては、それと同等とみられる点。質量中心。

 

???w

 

大雑把に言うと、【物の中心】とううことになりますが、そのものの重さを考えたときに、その点を支えることができる点

と言うことになります。

要は重さのバランスを取ることができる点です。

 

支持基底面ってなに

支持基底面?なに?うまいの?

って思う学生諸君。

食べ物ではない!

 

支持基底面とは、ついている足とその間のエリアのことです。

 

単純に、足を広げると支持基底面は広く、狭めると支持基底面は狭くなります。

 

ちなみに、片足を浮かした場合、ついている片足の面積が支持基底面になります。

 

重心移動とは

両足で作られている面積が支持基底面と言うことがわかりました。

その中心にある重心が、支持基底面の外に出ると・・・

 

なんと!

 

足が前に!

転げないように足が勝手にでることで、新しい支持基底面が作られます。

身体が移動すること。

これが重心移動です。

さらに、これが連続すると歩くという事になります。

 

早く動くためには?

これは早く動くためにも重要です。

先ほどは歩く動きで解説しましたが、ドリブルで相手を抜くときをイメージしてください。

 

重心が動かなければ(支持基底面の中にいたまま)、人間の身体は動けません。

動きたいときは、重心を支持基底面から動きたい方向に外せば動けます。

 

大きく出せは出すほど、外への力は強くなります。

早ければ早いほど、重心の移動は早くなります。

 

ちなみに、地面を蹴る力などもありますが、今回は割愛。

 

高重心?低重心?

httpss://www.youtube.com/watch?v=O2qTvGjf7rg

httpss://www.youtube.com/watch?v=iNIN1364XAU

 

今回3選手をピックアップ!

ドリブラー3選手!

 

完全に好みですがアレン・アイバーソンとデリック・ローズは本当に速い。

重心移動の仕方など観てても異次元ですが、身体の使い方は非常に勉強になります。

 

もう一人は若手の新星 デビン・ブッカー

彼の動画はステップが非常に細かいですが重心がぶれない。

抜くときにすっと重心が移動します。

何度観ても飽きないくらいキレイです。

 

 

さて、共通点として

進行方向を変えずに加速する際は、重心を高く保つ

です。

 

どゆこと?

 

重心が高いということは、支持基底面が狭くなります。

 

腰をどすっと落としたような姿勢では安定しますが重心は下に下がります。

いわゆる低重心状態です。

低重心についてはこちらにも書いています。

 

で、重心が高い状態というのは支持基底面が狭いため、重心を外へ持って生きやすい、外しやすい状態とイメージしてください。

 

つまり、高いところから重心を落下させることで、素早く重心を支持基底面の外へ出すことができるということです。

素早く重心を外へ出すことで加速を得ることに繋がり、初速が早くなるというメリットが生まれます。

 

方向転換は低重心?

方向転換ではこれまた難しくて・・・

方向転換を行うときのスムーズな切り替えしに関しては

 

①進行方向の力をかき消す

②方向転換時の進行方向に力を加える

 

と言うと、①の段階でまず止まる必要があります。

httpss://www.youtube.com/watch?v=T8uoH2mgwdg

NFLの動画ではありますが、方向転換時の動きは参考になります。

 

ダッシュ時は、重心より後ろに支持基底面を持ってきていました。

 

しかし方向転換の際は、進行方向が変わります。

そのため、支持基底面の位置も変化します。

 

スピードを打ち消す+方向転換時の進行方向に加速する

という2つの力が必要となり、支持基底面をできるだけ重心から話した位置に持ってこないとできません。

 

となった場合、重心が高いとまず、止まれず方向転換できません。

 

そのため、低重心となり、遠い位置に支持基底面を作ることで強い力を作ることができます。

 

難しくなってしまいましたm__m

 

まとめ

重心移動を支持基底面を用いて解説しました。

 

早く早く動くためには、いかに早く支持基底面から外して加速を得るかが重要です。

 

方向転換をする際は、重心を低くし支持基底面を外して力を加えるかが重要です。

 

パフォーマンスアップのために物理の概念から説明しました。

難しかったと思いますが、概念を理解し実践で試してみてください。

 

もうすぐウィンターカップの両丹予選が始まります。

舞鶴の選手はケガ無いよう、練習・試合頑張ってください。

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