〜秋田から世界へ〜 田原 慎太郎S&C Part.3

〜秋田から世界へ〜 田原 慎太郎S&C Part.2

2021年3月14日

写真提供:秋田ノーザンハピネッツさま

 

ちくわ

インターン先を見させていただいたのですが、マイク・ボイル氏の所や2008年シカゴブルズなど有名どころでしたね。

2008年のブルズといえばデリック・ローズのルーキーイヤーでしたね。

インターンはどういった事をされたのですか。

 

田原

マイク・ボイルのインターンでは指導者がいてその方から学びながらトレーニングを一緒に行ったりといろいろな経験をさせてもらいました。

マイク・ボイル氏はコーチングに力を入れられていて、コーチングのキューの仕方であったり非常に勉強になりましたね。

英語がまだ話せていない時でしたが、「話せない方が良かったりするよ。選手のいい所をしっかり見ていこう」といったアドバイスをいただいたり励みにはなりました。

時間でいうと午後2時から夜の8時までコーチングの時間だったりでいい経験にはなりました。

 

ちくわ
なるほど

 

田原

ブルズの時はインターンは僕らだけで、雑用などの仕事が多かったですね。

ヘッドS&Cコーチ、アシスタントS&Cコーチのお手伝いが多くて、経験が長くなると若手選手の指導を任されたりもしました。

やはりそこはヘッドS&Cコーチの信頼を勝ち得ないと中々そこには行き着けません。

ブルズはインターンプログラムなどもなくてトレーニングに関する質問を事前に考えてヘッドコーチに確認してといった積極性が求められました。

 

 

ちくわ

競争率も高いですもんね。

 

田原

そうですね。

そういった事をしないと生き残れないというのが正しい表現ですね。

これはS&Cの世界だけでなく皆さんの仕事などでも同じこと言えますよね。

 

 

ちくわ

信用を勝ち取るには田原さんの中でどういったことが大切とお考えですか。

 

田原

やる気を持って前もって行動、さらには言われる前に起こす。

当たり前の事ですが嫌な顔をせず、行う事ですよね。

僕の他にインターン生がいたのですが、雑用などの仕事は全くしなかったんですよ。

僕の方に選手やヘッドコーチがよく話に来るのを見て、雑用などを少しずつ始めた結果、少しずつですが仕事を振られたりしていました。

なので小さい事からコツコツと、与えられた仕事以外も嫌な顔をせずこなす事ですかね。

 

ちくわ

なるほど。

シンプルですが大事な事ですよね。

話が戻るのですが、秋田ノーザンハピネッツに加入されたのはどういった経緯があったのでしょうか。

 

田原

2019年1月にグリーンカードが取れない事が発覚しました。

どうしようか悩んでいた時なのですが、実は前田HCは大学の先輩なんですよ。

前田HCがバスケにずっと関わっていたのは知っていたので、前田HCに日本に帰るのでストレングスとしてバスケのチームに関わりたいと相談した時に興味を持ってくださりました。

そこから話を進めてチームに加入することになりました。

 

 

ちくわ

ご縁が導いたわけですね。

今お仕事されていてやりがいを教えてください。

 

田原

選手が活躍してくれると嬉しいですよね。

試合でケガなく、パフォーマンスが良いと嬉しいですよね。

また選手の身体やトレーニングの意識が変わっていくのが見えた時も嬉しいですね。

 

 

ちくわ

今後、ストレングスの価値が上がるにはどういったことが必要だとお考えですか。

 

田原

やはり結果を出さないといけないですよね。

トレーニングで身体が変わっても試合に勝てていないと意味がないですよね。

とにかく僕は勝ちたいといっていますよ。

答えになってませんね(笑)

 

 

ちくわ

いえ、勝利への熱い思いをありがとうございます。

 

田原

秋田ノーザンハピネッツの所属している選手は失礼な言い方ですがエリートな集団ではないんですよ。

若くて運動神経が良くて泥臭い、言い方は悪いですが雑草魂を持った彼らのお手伝い、ポテンシャルをなるべく高く引き出したいと思っています。

エリートはいないけど、泥臭く勝てていけたら「おっ!」と思ってもらえるのではないかと思ってやっています。

 

 

ちくわ

まさに今おっしゃられた事を体現しているチームですものね。

 

田原

まだまだです。

前田HCもオフェンスばかりで最後に外国籍の選手に頼むというバスケが好きではないんですよ。

全員でディフェンスを頑張って日本人でも活躍できるチームというのが理想だそうです。

それを体現するには身体が必要と話してくれていて、前田HCの期待に応えるのは勿論、日本のバスケの基準を変えていければなと思っています。

 

 

ちくわ

まさにそれこそが価値が上がる方法ですね。

S&CのエゴだけでなくHCの意見を反映さえて自身の強みを出すということですね。

 

田原

僕がここにいるのは前田HCさまさまなので。

チームの一員として勝利に少しでも貢献するのみです。

 

 

ちくわ

チームの勝利のためにですね。

ブースターの方にコメントを頂いてもよろしいですか。

 

田原

秋田ノーザンハピネッツのブースターの方はバスケの目が肥えています。

昨シーズンまで秋田ノーザンハピネッツに在籍していた白濱選手(現・島根スサノオマジック)が言っていた言葉があるのですが、「ディフェンスで良いプレーをすると非常に会場が盛り上がる」と言っていました。

まさに前田HCが目指すバスケとブースターの思いがマッチしているのではないかと。

引き続き応援をディフェンスで良いプレーがあればさらに盛り上げていただきたいです。

個人的には身体の変化を少しでも感じてもらえたら嬉しいですね。

 

ちくわ

最後に日本のバスケが盛り上がるにはどういったことが必要でしょうか。

 

田原

もっと世界で活躍する選手が増えてくれれば嬉しいですよね。

そこに対してS&Cがお手伝いできる事は沢山あります。

そうする事で僕らS&Cの価値の向上にもつながると思っています。

世界で活躍する、そしてそのノウハウを持って帰ってきてくれればさらに日本のバスケが盛り上がるかと思います。

その世界に飛び立つ選手が秋田から現れると嬉しいですよね。

 


 

ちくわ

秋田から世界へ!

今後、秋田ノーザンハピネッツの選手の身体の変化や世界へ旅立つ選手が現れる事を期待しています。

田原S&C、秋田ノーザンハピネッツさま

ありがとうございました。

 

田原S&C:

秋田ノーザンハピネッツ:

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