〜 Rush 〜 小林 幸平トレーナーPart.3

〜 Rush 〜 小林 幸平トレーナーPart.2

2021年11月12日

写真提供:滋賀レイクスターズさま

※このインタビューは21−22シーズン開幕前に実施したものです。

 

ちくわ

脳震盪の後遺症に悩まされてプレーできない選手もいますもんね。

その中で今シーズンからは総合病院が提携ということは選手にとってもメリットが大きい事ですよね。

 

ここからは小林さんについてお聞かせ下さい。

習志野高校のご出身との事ですが、千葉ジェッツふなばし所属の原選手と同じ高校ですよね?

 

小林

そうです。

2個上の学年に原選手がおられました。

当時、僕はサッカー部だったのですが、2個上の先輩でめちゃくちゃ上手い人がいると有名でした。

 

 

ちくわ

その時からすごかったのですね。

話がそれましたが習志野高校からセントラルアーカンソー大学に

留学された経緯というのを聞かせてください。

 

小林

小学校からずっとサッカーしかやってこなかったのですが、高校3年生の時に進路について考える時が来ました。

スポーツに関わる仕事に就きたいと漠然と思っていて、当時は理学療法士になろうかなと考えていました。

いろいろ調べている中でプロチームのトレーナーになるにはどうすればいいのか考えていました。

そうするとATCという資格があるというのを知りました。

プロで活躍している方はATCの資格を持っているのか、留学もするのか、じゃあこっちにするか!といった感じでしたね。

 

 

ちくわ

調べることの重要性ですね。

大学を選んだ基準はなんですか?

 

 

小林

アメリカのトップの大学リーグの一部だったのと、学費がかなり安かった事!

それが決め手ですね。

かなり田舎の大学なんですけど

一部ということでスポーツのサポートもしっかりしてますし、それこそプログラムもしっかりしてたので選びました。

 

ちくわ
そこからノースイースタン州立大学院の方へ進学されましたが、大学院へ進まれた理由は何かあったのでしょうか。

 

小林

アメリカでずっと仕事を続けたいと思っていました。

日本に戻ると再度アメリカに戻るのは中々大変だという話も聞いていて、できるだけアメリカに残るために大学院へ進学しました。

 

 

ちくわ

なるほど。

ちなみに大学院ではどういった事を学ばれたのですか。

 

 

小林

キネシオロジー、運動力学です。

スポーツ関係の仕事を就いている方が多くて僕のようなATもいましたし、チームを率いているコーチなんかもいました。

 

 

ちくわ

大学院在学中はサッカーチームにインターンで行かれていました。

色々なスポーツを経験されているとは思うのですが、バスケットボールに関わられたのは滋賀レイクスターズからとお聞きしました。

バスケに関わる事で何か違いなんかはありましたか。

 

 

小林

バスケであってもサッカーであってもですが仕事内容に関しては大差はないと思っています。

競技特性は勿論ありますが、ATとしてどういった立場で関わるかなので。

僕個人の考えとしてはスポーツの違いで関わり方が変わる事はないですね。

 

 

ちくわ

なるほど。

ではここから大学院卒業後、滋賀レイクスターズに加入した経緯を教えて頂いてよろしいですか。

 

 

小林

先程も話したのですが、アメリカに残ろうとしていました。

大学院卒業後、ほぼ就職先も実は決まっていたのですがコロナ禍が始まりました。

そうなるとアメリカでの就職が全て白紙になってしまいました。

もうそうなってしまったらアメリカに拘らず日本でも就職先を探さないといけない状況に陥って・・・色々な方の繋がりで滋賀レイクスターズを紹介していただいたというのが経緯ですね。

ちくわ
滋賀レイクスターズの加入されてどういった心境でしたか。

 

小林

心境と言いますか・・・エピソードになりますね。

アメリカにいる時に滋賀レイクスターズと契約を結びました。

日本に帰ってきて2週間、千葉で隔離期間がありました。

隔離期間が開けた後、そこからもう急ぎで移動して朝7時に滋賀に到着したんですよ。

で、その日の8時から練習だったので、もうバタバタだったなと言う記憶しかないですね(笑)

家もギリギリに決めていたので新居に行く前に体育館に直行するというパターンでした。

 

ちくわ
アメリカだとそういったパターンはある様ですが日本では珍しいですね。

 

小林

コロナ禍で隔離期間があったのが大きいですね。

それで合流がギリギリになってしまったんですけど、今となってはいい思い出です。

 

ちくわ
アメリカに留まりたい思いがあった中、就職先にBリーグは選択肢としてあったのですか。

 

小林

ありました。

勿論、最初はアメリカで就職する予定であったので直ぐにではありませんが。

日本のプロリーグでATCが活躍しているスポーツ業界、リーグは少ないと思っていて、BリーグはかなりATCが活躍している様に思っていてかなり興味はありました。

 

 

ちくわ

なるほど。

今シーズン特に力を入れて取り組まれている事はありますか。

 

 

小林

個人的には毎シーズンですが“大きなケガを出さない事“。

ケガだけでなくコロナでの長期離脱も予防したいですね。

チームとしてはセルフケアの文化を選手にもっと浸透させたいと思っています。

 

ちくわ
“セルフケアの文化“とは具体的に教えてもらってもよろしいですか

 

小林

ケアに関しては僕が実施したりするのですが、時間で言うと1人あたり20分から30分くらいです。

その短時間でも身体に変化は出せたとしても、選手自身が自主的にストレッチだったりセルフケアをする事の方が重要だと考えています。

その文化を選手に教育というか浸透させたいなっていうふうに思っています

 

ちくわ
実際、アメリカで関わった選手と日本人選手と比較してセルフケアに対しての意識は違いますか。

 

小林

ありますね。

海外の選手の方が貪欲に考えているのは伝わります。

じゃあ日本人選手がダメなのかと言うとそうではありません。

若い選手は高校、大学から実施している選手も中にはいます。

プロレベルだけでなく、高校・大学と日本全体としてそういった意識のレベルアップは良い形で進んでいるのではないかと思っています。

ただもっと自分自身で考えて欲しいと言う思いはあります。

 

PART.4 11/16 

〜 Rush 〜 小林 幸平トレーナーPart.4

2021年11月16日

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