大阪少年男子のトレーナーにインタビューVol.1

【寺田直樹】大阪少年男子のトレーナーにインタビューVol.1【バスケ】

2018年11月16日

 

 

ちくわ
なるほど。

一番、長いのが中学校の外部コーチになると思うのですが、それも紹介ですか?

自分から自分を売りにいかれたんですか?

寺田

紹介やで。今は二校目なんやけど。

 

一校目は友達の紹介で入って、二校目はスカウトみたいな感じ。

試合観戦に行ってて、一校目のところを辞めるって話が流れてた時にそこの先生が誘ってくれて入ることなったな。

 

23歳の時に関わり始めたから一校目に教えた子とかもう25歳くらいになってるし。

この前連絡来たわ。

 

ちくわ
いいですね。今も繋がってるって。素晴らしい。

寺田

それがな、、、「今、学校の先生してます。バスケ教えてます」ってきてん。

「おお!なつかしいな・・」って思ってたら「練習試合して下さい」やで(笑)

 

なんで外部コーチの俺に言うねん!

って感じやで(笑)

 

 

ちくわ

(笑)中学・高校・大学・国体すべてのカテゴリーに関わるって大変ですね。

タイムスケジュールとかどうしてはるんですか?

試合とか練習行ったりとか大変じゃないですか? 

 

 

寺田

高校と大学は試合の時期が被らんからそこは上手く対応してる。

仕事もあるから、試合がこの時間やったら、それまでにできる仕事の時間を設定して予定組んで・・・って感じで対応してる。

家でやってる仕事やで嫁の協力もあるし。

 

ちくわ
中学・高校・大学で関わる時に意識してる事ってあるんですか?

 

寺田

ひとりひとり身体が違うのは当たり前で、その人に対して対応するからカテゴリーで変えるってことはないかな。

 

普段の業務とか治療と考え方は一緒かな。

 

もちろん性別や年齢では変えるけど。

 

 

ちくわ

大学でもバスケしてはったじゃないですか。

卒業したあと、鍼灸の道に進んだのはなにかきっかけがあったんですか?また、いつごろから考えてたんですか?

 

寺田

高校の時が実はきっかけ。

高校卒業する時に、そういう専門学校に行くかバスケ続けるか迷ってたんやけど、IH予選で負けてしまって。

 

ベスト16くらいで負けたんやけど、初めて自分が退場して負けてしまったんや。

 

近畿大会は大阪から8チーム行けたんやけど、それも行けず。

 

後、上の代が強かって大阪で3番になったんもあって比較もしてまうし、責任も感じて続けることにしたわ。卒業した後、専門行ってアルバイトしながら学校行ってって感じ。

 

ちくわ

 

夜間の学校行ってはったんですか?

 

寺田

いや、昼間の学校。

接骨院でバイトしてたんやけど、休憩時間に授業があってん。

 

んで、授業終わって、またバイト先戻ってバイトするっていうのを卒業するまでやってたわ。おかげでスキルと経験は早いうちから勉強できたわ。

 

 

ちくわ

大変ですね・・できる気がしない・・

時代って言ったら失礼ですけど、実習とか大変やったんじゃないんですか?

 

寺田

大変やったけど、俺の場合はバイトでも患者さんと関わる機会あったし経験あったからまだましやったね。

 

飲食業とか関係ないバイトしてた子と比べたら経験あったし上手いこと乗り切れたと思うわ。

 

俺より勉強できる奴はおったけど、実習は勝ってたと思うわ(笑)

 

ちくわ
ちなみに中学の時の成績はどうやったんですか?

寺田

大阪市で全部勝ったわ。月バスにも載ってん。府の大会で負けてしもたけど。

 

ちくわ
月バスに載ったんすね!!!すごい!

寺田

中学校の名前だけやで。

 

ちくわ
いろんなカテゴリーの選手に関わるうえで気にしている事とかありますか?

寺田

うーん。

こういう子らなんやなって思って接してるな。

 

上から抑えるわけではなくって大学生には大学生の対応やし。

目線を合わせて話ことを心がけてるかな。

 

国体選手なんて我が強かったりするから、各チームのエース級が集まってる訳やで。

やし、その選手・人に合った対応を心がけてるな。

 

ちくわ

ただ、メディカルとして関わってる、治療してるんじゃなくて、その人その人に寄り添った対応ってことですね。

 

結構、大きい試合に関わることが多いと思うんですけど、舞い上がったり緊張とかはないんですか?

 

 

寺田

最初は圧倒されたね。

 

それこそ最初が国体やで独特の雰囲気はあったな。

 

すげーなって客観視するというか、昔はあったね。

今はさすがにないけど。

 

ちくわ
僕の失敗談になるんですけど、最初トレーナーとして関わらしてもらった時、これせなあかん、あれせなあかん!とかってなっちゃったことがあるんですけど、失敗談とかあったら聞かせてください。

 

寺田

初めての国体の時は、何もわからん状況やったし段取りが組めんかったね。

 

この時間にこれ終わらせて・・・とかが出来んかったな。

 

一人の治療時間にこれくらい割くとか、選手間で治療時間にばらつきあったし。

まあ力不足を感じたよね。スキルとしての話になるけど。

 

時間の使い方も考えんなんしね。

俺が寝んとやる分には全然ええねんけど、選手の寝る時間とかも考えたりせんなんし、コンディショニングする人間がコンディショニング整えれてなかったというか。

 

ちくわ
なるほど。ちなみに、治療とかってどんな感じでされてるんですか?

寺田

ベッド持って行ってそれ使ってやるんやけど、部屋が狭かったり、畳やったりで大変やけど、まあ工夫しながらやってるね。

 

狭い部屋やったらベッドとテレビ台の間に治療ベッド広げてとか。まあ最悪のことを考えて臨機応変に対応するって感じやね。

 

 

 

ちくわ

熟練の技ですね。

今後、どうなりたいとか目標とかあったら教えてもらっていいですか?あと、仕事の流儀も聞かせてください。

 

寺田

最近というか、個人的に感じることやけどお金儲けのために動いている奴が多いなって感じるんよね。

もちろんお金は生活するうえで大事やけど。

 

ただ、儲けたいがために医療人になったのか、っていうのはすごく思うところがあって。

 

店出して思うのが集客のセミナーとかばっかり行ってるのは違うなって感じてて・・人の身体診るのってそんな簡単なもんではないし。

 

お客さん大事にして、しっかりその人と面と向かって向き合っていけば、っていうのは自分のベースにあるわ。

 

ありがたいことに、バスケに関わらせてもらってて、今関わりのある選手や患者さんに還元できたらな、っていうのは思ってる。

 

やから今を一生懸命というか、その人に向き合うっていうのを大切にしていきたいね。

 

店も基本ネットにもあげてないし、情報出してないし、うちに来てくれる人が紹介してくれてっていうのが大事よね。

 

信頼してくれる人が呼んでくれてって形になってるし、気持ちよくは仕事させてもらってるわ。

 

 

ちくわ

ありがとうございます。その人との信用・信頼関係が大事ってことですね。

貴重なお話ありがとうございました。

愚直に自己研鑽に努めていきたいと思います。

 

 

大阪少年男子のトレーナーにインタビューVol.1

 

【寺田直樹】大阪少年男子のトレーナーにインタビューVol.1【バスケ】

2018年11月16日

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