バスケットボールをプレイしていて、こんな悩みはありませんか?
【もっと左手でドリブルが上手くつけたらな・・・】
【利き手じゃない方のシュート苦手なんだよね・・・】
指導者からも
【左右同じようにできないといけない】
なんていわれるのではないでしょうか。
これはバスケットボールに限らず、どんなスポーツでもある悩みではないでしょうか?
僕は
なみに左右の筋バランスが悪いのでみんなの気持ちがわかります。
今回のアイキャッチ画像はまさにそれ。w
でも左右同じように使えたらプレイの幅が広がりますよね。
今回は身体の左右差について考えていきたいと思います。
目次
【身体の左右差は治るのか】
色々なご意見あると思いますが、これは治らないと思います。
まず、人間の身体の中には内臓があります。
人間の身体を左右に半分にしたとします。
左右同じように均等に内臓あると思いますか?
分からない人もおられると思いますが、ないです。
もうこの時点で左右差があります。
これは海外で有名なPRI(Postural Restoration Institute)理論でも言われています。
PRIとは
- 人間の身体は左右非対称の身体であるところに注目した
- 非対称であるから使われやすい筋と使いにくい筋がある
- 使われている部分の抑制と使いにくい部分の促通を行う
簡単に説明するとこんな理論です。
ちなみにPRIはNBAやNFLでも使われています。
このように、定義すると身体の左右差はなくなりません。
あと、よく言われているのが、人の顔は左右で違うと言われています。
人間って不思議ですね。
【左右で同じように身体を動かせるのか】
これは限りなく近い動作で可能です。
先述したように同じようには動くけど左右での差は必ず生じます。
大きな左右差の改善方法
極端に左右差が大きい場合は問題視します。
身体の使い方というよりは筋力的な部分や柔軟についてです。
例えばウエイトトレーニング。
片方だけ弱い場合などは、弱い方を強化し筋力のバランスを整える方法などがあります。
あまりにも左右差がひどい場合は可動域・柔軟性の問題も考えられます。
可動域に左右差がある場合のまま、トレーニングを続けると、さらに左右のバランスの不均等を助長してしまう恐れがあるので注意が必要です。
これは後々、ケガに繋がる恐れもあります。
またパフォーマンスの低下にもつながります。
なので、筋力や柔軟性の観点から考えた左右差は修正すべき点ではあります。
しかしながら、先述のように必ず一緒にはなりません。
※某サッカー漫画の某選手みたいな身体に鎖を巻く方法はおすすめしませんw
気になる方は是非、チェックしてみてくださいww
【競技によっては左右差あり?】
勿論存在します。
例えば、短距離走の選手。
400mトラックを走る場合、すべてコーナーは左回りです。
よくあるのが左足と比較した場合、右足の方が強いといったデータもあります。
修正しなくてはいけない左右差と、してはいけない左右差が存在しています。
バスケットにおいても存在します。
これは以下に書いていきます。
【バスケのシュートを考える】
やっとバスケの話。
一般的なワンハンドシュートで考えます。
右利きの場合で考えますね。
そもそも、ワンハンドシュートの段階で身体が左に向くのが自然な形になります
(回旋、左に少し回っているような状態と思ってください)
その場合、右利きの場合、左足を軸にした方が選択肢が広がります。
だって重心が左よりになっているんだから。
【ドリブル・ステップは?】
ここも右利きで考えます。
先述したシュートではなくドリブル・もしくはステップ(ジャブステップとか)で考えます。
httpss://www.youtube.com/watch?v=jYU9rqJgQjA
ここで個人的趣味に走って、大好きなNBA選手を紹介します。
ジャブステップからのジャンプシュートと言えば彼ですね。
【Carmero Anthony】(カーメロ・アンソニー)
今シーズンはロケッツに移籍して、違う役割が与えられるのでどうなるか注目です。
動画見てもらえばわかるのですが、彼は右足軸でのプレイ一切していません。
(語弊があると困るので、実際の試合ではしてますよ)
ハイライトシーンすべてが左足が軸となっております。
勿論、1シーンですが、一流のNBA選手でも得意な手・足があるというのが、これだけでもわかります。
左右差は生じていそうですね。
【文献】
ちょっと古い文献(2006年)ですがプロのバスケ選手の競技特性についてまとめられた文献になります。
やはり選手の骨盤は左に側方偏移がみられたと報告があります。
この文献からも競技特性からの左右差がうかがえます。
【まとめ】
人間の身体の構造から左右差は必ず生じます。
同じ動きは出来ませんが、限りなく近い動作は可能です。
なので、極力同じように動かせるよう筋肉のバランスであったり、柔軟性の確保は必須条件です。
無理に左右差を改善するのは厳しいと言わざると言えません。
とりあえず、全身に鎖巻くのはやめとけ!
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