プロフィール

玉川 大悟 (たまがわ だいご)

2015-16 東京サンレーヴス メディカルトレーナー

2016-17 東京サンレーブス・埼玉ブロンコス メディカルトレーナー

Bリーグのメディカルトレーナーの玉川さん。

理学療法士として整形外科クリニックに勤務されながら、合同会社Questでトレーナーとしてもご活躍されています。

インタビュー

―よろしくお願いします。

いきなりですが、玉川さん学生の時にウィンターカップ出場されていますよね?

玉川

はい。出場しました。

一回戦で負けてしまいましたが。

ウィンターカップ2004

 

―いやいや。それでも出場されているのですからすごいですよ。

バスケで大学は進学されたのですか?

玉川

いいえ。千葉の理学療法士の養成校に進学しました。

 

―今現在、整形外科クリニックに勤務されながら、合同会社Questにも所属されています。会社に所属するメリットなどあれば教えてください。

玉川

会社ってチームを持っているところが多いのですよ。

PTはチームに関われても、病院勤務と併用で日数も制限があります。

 

会社に関わるメリットとして、人員を割くわけなので、その中の一人としてチームに入る、といった方法があります。

個人的にはその方が、効率がいいと思います。

 

全て自分でやりたいという人もいると思います。マネジメントとかも含めて。

ただそれでは時間的制約も、身体的にも厳しいのではないかと思います。

 

―僕も中学校に関わっているのですが中々、行ける日が限られているので悩みですね。

玉川

そうですよね。関わり方が密ではないですよね。

例えば、学校がテーピング買ってくれたりするのか、それを会社の経費で出すのかっていう違いがあります。

 

会社に所属するという点で、もう一点、分業化ができるっていうのは大きなメリットです。

 

PTは得意な面で、メディカル的な視点が強みだと思います。

痛みを取ること、姿勢・動作分析、徒手的な治療ができるという点は強みです。

 

そこまでは任してもらって、ATに引き継いで、得意なフィジカル・ストレングスを行うのが効率いいかと思います。

 

もちろんPTがそこまで学ぶ事も必要だとは思いますが、ATから学んだ方が効率いいんですよね。そういう点ですみわけをするのを方法かと思います。

あとは、実習生がいる場合、PTが徒手的な治療を行うにしても、時間がかかってしまいます。この人はストレッチを行うってなれば、そこは実習生に任せたりもします。

 

会社として、システムの上で成り立っているので効率いいですよね。

 

 

―会社でチームに関わっているところは見受けられますが、それってATが常駐しているパターンが多いですよね。PTが入っている、というのは個人的には少ないと思うのですが、その点はどうですか?

玉川

そうですね。PTがいる、というのは希少かもしれないですね。

ただ、PTが最初から入っていないだけだと思っています。

 

働き方の選択肢の中入っていないのでしょうね。

PTがトレーナーをするといった場合、個人で営業かけて入るしかない、と思っているのかもしれないですね。

 

―僕も、個人的に営業をかけて入ったので何とも言えないです(笑)

玉川

それが大半だと思いますよ。

 

ただ、僕もたまたまです。

元々は、千葉の維持期の病院で働いていました。

 

スポーツがしたい!という思いで大学には入学したんですけど。

結局、最初に大学で遊んじゃって(笑)

 

なので、意識高く取り組んでいたわけではなかったのですよ。

最初はスポーツに関わることもありませんでしたし。

 

流されるまま、入職しちゃいました。

スポーツとは関係ないボバースとか中枢をメインに勉強していました。

 

―そうだったんですね。

バリバリスポーツのクリニックで働かれていたのかと思っていました。

どこでスポーツ分野へ行こうと思われたのですか?

玉川

3年そこで働いた時に、本当にこれがやりたかったのか、と自問自答しました。

そこでやっぱりスポーツに関わりたい、という初心を思い出し、東京へ行きました。

 

東京ではスポーツ整形外科クリニックに入職しました。

プラスして、合同会社Questにも入職しました。

 

―そういう形でスポーツに関わり始めたんですね。

玉川

そうです。最初は探しました。

 

スポーツに関わりたいなと思い探していたらヒットして、クリニックに勤務しながら、トレーナーの会社にも関わらせてもらえることになりました。

 

 

―具体的に、合同会社Questはどんなことをされているのですか?

玉川

Questはトレーナーの派遣会社です。

最初求人に、”チームトレーナーの働き方あります”と書いてありました。

入ったら、なかったんですよね。

 

―それは衝撃!!

玉川

そうなんです。チームには関わっていなかったんですが、パーソナルトレーナーとして働いていました。

代表に言われたのが

 

【1対1で満足度を与えられない人は、チームにもいい影響を与えられない】

 

と言われました。

チームに関わる、となると多数を相手にする必要があります。

 

1対1で満足度を上げられない人が、多数に対して、いい指導や、効果を出せるはずがない!というのを最初に言われました。

 

そこで学んだ事は、パーソナルトレーナーとして、自分の強みはなにか、というのはすごく考えました。

会社に入っても、自分が使える人間でないと、いい仕事が回してもらえない。

 

PTはそこをあまり考えられていないと思います。

病院にいればお客さん(患者)は来ますし。

 

パーソナルトレーナーの場合は、自分の強みなどをプレゼンし、顧客のハートを掴まないといけないので。

そこで考えて働いているうちにPTとしての強みを再度、考えることが出来ました。

 

まあ代表に言われた言葉に関しては、最初、半信半疑だったんですけど(笑)

今は言ってた意味がよくわかります。

 

―半信半疑(笑)そこで見つけた玉川さんの強みはなんですか?

玉川

クリニックで働いていたので、20分でクライアントの評価をして、即時効果を出す。

 

徒手的にアプローチをして変化を出す。

 

尚且つ、効果判定を行って自主トレーニングを提供するといったPTの流れは強みになりました。

 

トレーナーとして関わる中でも、選手に変化を感じてもらう事は重点を置いています。

変化を出すといった事は、信頼を得る、といったことにつながります。

 

Vol.2に続く

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