渡邊
そうですね。あとはやはりチーム側からの要望は怪我からの復帰は当然ですが,やはりパフォーマンスアップも求められるのでストレングスの要素も必要です。まだまだ不足しているので大変ですね。
次の試合に向けて復帰してチームに合流する事が求められるので。
チームからすればケガから復帰した選手が良いプレーできるのは助かりますもんね。
何かデバイスなど用いたりされてるんですか。
渡邊
理想は色々使用したいですがやはりプロではないので中々難しい部分はありますね。
コンディショニングのチェックは行なっていますが忘れたり定着しない選手もいたりするのでその辺りは改善が必要ですね。
渡邊
本当は色々計測してデータ出すべきなのでしょうが,データ取るだけで終わったりするケースもあるのでそれでは還元できないので意味がないかと思っています。
しっかりデータとして出して選手に還元できるようにしてこそデータの活用なので,この辺りはまだまだ課題ですね。
課題はつきませんよね。
選手の相談なんかはどういった対応をされているのですか。
渡邊
チーム側って基本、来てくれてありがとうといったスタンスだと思うのですが、それに見合ったバリューを提供できているのかは自分自身の課題ですね。
選手の対応に関してはどうしても対応が体育館へ行った時だけの対応になってしまうので、事前にLINEやインスタのDMなんかで相談事は受けれるようにしています。
「今度来る時にこの箇所を診てほしいです」
といった感じですが、割と連絡をくれる子はくれますね。
そういった意味では頼られているのかと思っています。
ただこの辺りは選手とマンツーマンの対応になるので保護者や先生から可視化できていない部分ですのでバリューの点では難しいところですね。
渡邊
まだまだ手探りな部分もありますが、復帰のスケジュールなんか相談しながら進めれれているので少しずつですが信頼を勝ち得ているのではないかと自負しています。
以前関わられていた高校でも全国大会に出場されています。
今現在はチームでの活動はメインではありませんが,関わる上で注意されていることや変わった事はありますか。
渡邊
以前お世話になった高校では愛知県3位で出場を決めました。
勿論,僕のお陰とかではなく指導される先生,選手,保護者の皆さんで勝ち取った全国大会出場でした。
今もまだだま足りないことだらけですが,あの時こうしておけば・・
なんて言い出したらキリがありません。
今も足りているのかと言われたら課題ばかりなのでまだまだ勉強しなければならない身です。
それでも僕たちが勉強してきた理学療法士としての強みはどちらのチームでも出せているのではないかと思っています。
中部第一高校では前任の神谷先生がベースを作っていて,それを引き継ぎ更にアップデートしているので毎年進化していると自負しています。
関わる上で注意している事は,これも当然の事ですがチームの批判をしない事ですね。
戦術や選手の起用なんかに口を出すトレーナーもいますが,そこは違うと思っています。
自分自身の仕事としては選手の復帰に導くこと。ケガの予防,コンディショニグを徹底すること。
それに準じてやっていく事を心掛けています。
ありがとうございます。
課題だらけ・・・共感します。
まだまだ選手のためを思うと足りない事だらけですよね。
愛知県もバスケが盛んですが横の繋がりもしっかりしているのでしょうか。
渡邊
僕が知らないだけかもしれませんが、バスケは他の競技と比べて少し薄いかもしれません。
野球界は色々なトレーナーの繋がりを聞くのですがバスケは少し聞きませんね。
そういった事もあって東海バスケットボールコミュニテといったグループを立ち上げました。
トレーナー活動をする上で色々手探りになることもあるので、それを色んな人に相談したり勉強会を行うのを目的に立ち上げました。
一番は僕が勉強したいのが目的ですが,結果的に選手やチームの利益に繋がると思っています。
なるほど、素晴らしいですね。
確かにおっしゃる通り、横の繋がりは薄いですもんね。
ライバル校どうしですと中々・・。
渡邊
愛知県自体は競合チームが多いのにあまり交流も図られてないのかなといった所からですね。
勿論、僕だけでなくて手探りでやってる方は沢山いると思っています。
それぞれの強みを共有することで良いものが提供できるのではないかと思っています。
渡邊
今現在7名です。割と強豪校のトレーナーさんも在籍してくださっているので色々なお話が聞けるので勉強になります。
本当に立ち上げたての生まれたてのコミュニティなんですけど、あっというまに4人からスタートして少しずつ増えてきています。
レクチャー形式でやる形でもいいんですが飲み会でもなんでもありです。
仲間でいろんな話ができればいいと思っています。
渡邊
そうですね。
勿論、その時の1番の対応策で対応はしているつもりですが、後でもっとこうしておけば・・なんて事もありますし反省する事も多々ありますよね。
そんなケースなんかも議題にして相談できたりするというのは仲間がいる強みですよね。お互いに背中を押しあえる環境は作りたいですね。
インターハイ開幕!
本日8月4日はインターハイ初戦です!
なるほど。
ベンチ外も含めてチームですもんね。