プロフィール

幟 宏美 (のぼり ひろみ)先生

理学療法士・スポーツトレーナー・ヨガインストラクターとしてご活躍されています。

現在はクリニックで働きながら、Sol Body さんを立ち上げ、アスリートや女性に悩みを解決するため日々、活動されています。

 

トレーナーとしては武庫川女子大のバスケットボール部トレーナー(JARTA認定トレーナー)としてご活躍されています。

 

武庫川女子 海外遠征の帯同レポート

インタビュー

―先日、インカレお疲れ様でした。

ここ毎年インカレには出場されています。

インカレは独特の雰囲気があるとは思うのですが、だいぶ慣れましたか?

私が関わってから、今回でインカレ出場は4回目です。

今までは1回戦負けだったのが、今回は二回戦まで行けました。

 

下の学年の子たちが経験も積んで、場の雰囲気に呑まれる事が少なくなったと思います。

私自身も、最初はドキドキしましたが、だいぶ慣れました。

 

 

―以前、大阪の国体のトレーナーの方にもお話を伺ったのですが、試合前に会場いりされると思います。

だいたい、どのくらいから会場に入られるんですか?

調整にかける時間は、どの程度あるのか教えて頂いてもいいですか?

月曜日が試合でした。2日前の土曜日に行きました。

日曜日に2時間程、他大学の体育館を借りて調整しました。

 

―点差だけ試合を追っていたんですが・・・惜しかったですよね。

はい。惜しかった。悔しいですね。

ひょっとしたら勝てそうな点差だったので・・・

 

 

―勝手に応援してました。本当に惜しかったですね。

リーグや全関と比較すると、やはり違いますか?

そうですね。全然違いますね。

 

今、関西のレベルの低下が懸念されていて

上手い選手が関東の方に行く傾向があって、西低東高と言われています。

その傾向がでちゃいますね。

 

 

―幟さんもバスケを学生の時にされていたと聞きました。

レベルが高いところでされていたんですか?

高校までやっていました。県で3位とか、2位くらいのところでした。

 

―レベル高いですね!

スポーツに関わるきっかけになったのが、ご自身の怪我があったからと聞いています。

前十字靭帯(ACL)の断裂は、バスケで受傷されたのですか?

そうですね。高2の時、自分たちの代になった時に、ブチっといっちゃいました。

引退前に、おまけみたいな形で試合には出させてもらいました。

リハビリもしていたのですが、膝はずっと伸びにくい状態でした。

ACL断裂後って、こんなものかと思っていたのですが、自分が理学療法士になって、JARTAのトレーニングを行った時に、あ!伸びるんだ!

っていうのを感じました。

 

もう少し、リハビリやトレーニングができていればな・・・とは思いました。

 

 

―高校卒業後はスポーツトレーナーの学校に行かれてから、理学療法士の学校に行かれたんですよね。働きながら、夜間の学校に行かれたんですか?

そうです。リハビリ助手として、働きながら、夜は学校でした。

18時から21時半くらいまでありました。

家に帰ってから課題などの日々でしたね。

 

―実習で中野さん(JARTA代表)がバイザーだったと聞きました。

そのころからスポーツに関わりたいと思われていたんですか?

そのころは、まだJARTAはできていないんですよ。

スポーツ選手の評価や診方は勉強させて頂きました。

 

卒業後は中枢にはまって、しばらくは中枢の勉強をしていました。

やっぱり、スポーツが診たいな、と思った時に、中野さんに連絡を取ったタイミングがJARTAを立ち上げる時で、そのころから関わらせて頂いています。

 

―女性の悩みに特化した事をコンセプトにされています。

抽象的ですが、女性アスリートを診る上で、気を付けるポイントなどは教えて頂けますか?

栄養面を含めた体重のコントロール、生理については女性特有の悩みではないでしょうか。

特に、生理に関しては、高校のころから生理不順の選手はいます。

 

その辺はちらっと聞いてチェックはしますね。

これに関しては、貧血にも繋がりますし。

 

―話が前後しますが、例えば、インカレや試合近くに女性特有の悩み、特に生理などがあった場合、試合に向けてコンディショニングを整えたりされるのでしょうか?

生理だからといっては、特別しないです。

大学に入って、しっかり身体作りしているので、生理不順に関しては、

高校に比べると、大きな問題もなくできているかと思います。

 

生理痛からくる、腰痛に対するアプローチを個別でやるくらいで、試合前だから、と言った事は少ないですね。

どちらかと言うと、体重コントロールに悩まされています。

 

―体重コントロール?詳しく教えて頂いていいですか?

体重が増えない、ということですか?

実は逆で、増えすぎちゃったりする選手がいます。

高校までは制限されていたのが、大学生になると、比較的自由になってしまいます。

 

そうなると、甘いものや、練習後にコンビニで買い食いした後、自宅でもご飯を食べちゃったり・・・。

甘いものがやはり好きなので食べ過ぎちゃう傾向がありますね。

 

 

―基準とか決めてあるんですか?

毎日、コンディショニングシートというのを書いてもらって、日々の記録を着けてもらっています。

 

―今はどれくらいの頻度で関わられているんですか?

平日は毎週水曜日の午後に行っています。

あとは試合帯同ですね。

 

 

―武庫川女子に関わるきっかけを教えてもらっていいですか?

JARTAからの募集があり、そこで立候補しました。
それまでは京大のラクロスや天理のバレー部に関わっていました。

他競技でも、共通する部分は沢山ありますし、いい経験になりました。

 

【幟 宏美】女性の味方!武庫川女子バスケ部トレーナーにインタビューvol.2

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