〜THRIVE 〜福島 八枝子 part.3

〜THRIVE 〜福島 八枝子 part.1

2020年5月1日

 

〜THRIVE 〜福島 八枝子 part.2

2020年5月2日

 

 

ちくわ

素敵ですね。

お話をお伺いして、先生のブレなさってどこから来るのでしょうか?

実際、批判に近いような心配を言われたりと仰られていたのですが、普通ならブレてしまいそうな所ですが・・・

子供を持つ親として、どういった環境が福島先生を作ったのか気になります。

 

福島

solidですよね。

家庭環境もあったかもしれませんね。

プロフェッショナルな人たちが近くにいたと言うのが刺激になったんだと思います。

小学生くらいの時から親戚の叔母さんに

「東のハーバード!西はスタンフォード」

と意味も分からず聞いていました。

そう言われていたのをスタンフォード大学に行って思い出しました(笑)

 

 

ちくわ

マ、マインドコントロール!?(笑)

 

福島

一種の刷り込みですね(笑)

周りが凄い人ばかりで勿論、プレッシャーがなかった訳ではないですけどね。

努力は報われると信じて来た結果こうなりましたね。

 

 

ちくわ

バスケはどう言ったきっかけで始められたのですか?

 

福島

元々スポーツが好きだったんですよ。

最初はサッカーやソフトボールをやっていて、全力で投げたり蹴ったりが純粋に気持ち良かったんですよ。

中学に上がってバスケ部が有名だったので興味本位で入部したらハマってしまいましたね。

中高大、社会人と16年間プレイしましたね。

 

 

ちくわ

半月板を損傷したのが中学生の時でしたよね。

そこがお医者さんになるきっかけになったと聞きましたが。

 

福島

少しでも早く治したくて病院へ行ったのに

「プロになれる訳じゃないんだから、これを機に辞めたら?」

と言われたんです。

子どもの心にはグサッと傷つきましたよ。

こんなに一生懸命やってるのに、冷たい言葉で。

しかも有名なお医者さんに。

 

ちくわ
それは酷い・・・

 

福島

でも逆に、この一言が私のぼんやりとした”お医者さんになりたいな“から”お医者さんになる!!“と切り替わった瞬間でした。

やってやろうってね。

まあ膝は今でもケアしないと痛みますね。

 

 

ちくわ

そんな過去があったんですね。

先生が理学療法士やリハビリスタッフに求めるものは何ですか?

 

福島

時間内、約15分くらいで痛みを0にするという事ですね。

要望が高くて引く方もいますが、オリンピック選手なんかも来るのでね。

そこで信頼を勝ちとらないといけませんし、そうじゃないとアスリートは逃げちゃいますからね。

それは子供も一緒です。

信頼出来るかを、一瞬で見抜きます。

 

 

ちくわ

問診含めて15分?

 

福島

いえ。

最初に私が聴きまくって問診を終えた状態でPTに任せています。

手技を入れた方が良いだろう部位も伝えています。

 

 

ちくわ

最初から情報が沢山あるのはありがたいですね。

 

福島先生は大阪府のバスケ協会の事業であるメディカルチェックの立ち上げ人とお聞きしています。

どういった経緯でメディカルチェックを開始する事になったのでしょうか?

 

福島

大阪府バスケ協会の正式な所属は2012年からです。

2010年頃から病院理学療法士と、博士課程大学院の同級生であるバスケットボールをメインとするアスレチックトレーナーに協力してもらい始めたバスケ足くび検診が歴史の始まりです。

私個人がこれまでの診療の中で感覚として気づいていた、

「足首捻挫が万病の元?」

と言う仮説を検証したくなったからです。

 

 

ちくわ

捻挫をほったらかしにするケースはまだまだ多いですもんね。

 

福島

京都の某強豪高校バスケ部、有名学校の選手でも足がボロボロでした。

また、「捻挫は怪我ではない」という誤った認識の蔓延状態という日本のスポーツ業界を知り、これは通年続けるべき予防啓蒙活動だと。

ただマンパワーや、毎回病院のマシンを勝手に持ち出すわけにもいかず(笑)

その頃からバスケ協会へのお誘いがちょうど始まり正式加入後に、この検診事業を協会へ差し上げた形となりました。

 

 

ちくわ

なるほど。

検診を行う上で、どういった事が重要でしたか?

 

福島

検診を行う上で最も重要なのは選手と検査者のお互いwin winの関係です。

私は研究者体質なので、どうしてもデータや、調査に興味があります。

エコーの検査結果だけでも選手に役立つとはわかっていても、ただ検査結果を選手が知るだけでは、私が教育をした専門知識を持つトレーナー達からの結果に基づく運動指導を必ず与えます。

 

 

ちくわ
フィードバックがあるのは選手にとっても指導者にとっても嬉しいですね。

 

福島

最近は、おそらくですが学会発表や、自分の業績をゴールとした検診が相次いでいます。

選手は時間とデータだけをとられて、たいしたフィードバックがもらえないと言う…。

こういった事態を避けるためにも、業績を目的としていない人間がもう一度やり直さないといけないなと感じています。

 

 

ちくわ

なるほど。

検診が多くなった反面、そういった事も起こりますもんね。

先生の今後の目標を教えていただいてよろしいですか?

 

福島

今年で41歳になりますが、あと40年ほど人生が残っているとして、いかにこの社会を良くしまくって去るか!

ということに焦点を合わせています。

つまり社会貢献です。

私は医学しかできないので、この医学を使ってどこまで人々を幸福にしようかと企んでいます。

そのために不可欠なのがやはり健康で丈夫な心と体だと思うんですね。

そして、その健康で丈夫な心と体を使って楽しく動かすこと。

その1つのツールとしてスポーツがあると言うことです。

 

 

ちくわ

具体的にはどういった事ですか?

 

福島

現在も私のスポーツ外来にはオリンピック選手から学生選手まで全国トップクラスの選手が通っています。

私が彼らの競技成績に関与するなどはおこがましいと思っていて、また言い換えれば私は競技成績に全く関心を持たないようにしています。

私は彼らが勝とうが負けようが、関係なく1人の人間として大切に扱うと言う意味です。

私が日本国内、世界で学んできた医学をフルに使って、人の体を健康で丈夫に、スポーツをする上で身体を自由自在に動きやすくするだけで、自然に競技成績が上がってきます。

 

 

ちくわ

最後に一言お願いします。

 

福島

好きな英単語の1つにTHRIVEという言葉があります。

自分なりの訳は「キラッキラに生きる。」です。

具体的には、人が自分に正直で素直、純粋な興味や好奇心を仕事に出来ている人生です。

でも仕事って、最低限の生活費と社会に貢献出来ていればなんでも良いと思います。

 

 

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おわりに・・・

 

ちくわ

ありがとうございました。

今回のインタビューを通して、理学療法士としてでなく、理学療法を活かして今の活動をどんどんやってやろうと思えました。

バスケが好きだからこそ、そこに貢献できるように頑張る!

キラキラした人生を生きていくための秘訣を学びました!

 

 

福島先生ありがとうございました!

 

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