慎さん
常に本気ですよ。
本気って言葉なんですが、“本質的な気”と考えています。
その本質的な気ってなんだ?
って考えた時に出てくるのがニュートラルなんですよ。
本気=ニュートラル・・・ふむ・・・
慎さん
さっきも言ったんですが、セミナーなど勿論、常に本気でやっています。
ただ、本気=ニュートラルなので、過剰なエネルギーを使ったり、逆も然りで過小もないです。
僕の中でニュートラルの状態って脱力しているイメージがあるのですが、慎さんのニュートラルのイメージと一致していますか?
慎さん
脱力っていうのも人によってはイメージが難しいです。
力んだ状態と力が抜けきっている状態の中間がニュートラルと捉えています。
プラスマイナス0の状態で僕らはゼロ化なんて言ってます。
ではニュートラルの状態にするための慎さんの中でのコツって言うのは・・・
慎さん
一つは「禮」ですね
禮をするだけでニュートラルを作ることができます。
あとは脱力についてですが、スポーツでは力が入っていると力が出るって思っている人が多いです。
パワーポジション含めですよね。
慎さん
そうです。
力入れているから次の動きも力が出る!って思っている方は多いです。
やはりまずは自分の身体がどうなっているのか気付きが必要かなと思います。
慎さんの中で学びきったと言うか、そういった感覚ってあるんですか?
慎さん
外から学ぶ事があんまり無いなって思ってます。
身体がどう引き出してくれるかって言うのは重要視しています。
足りない部分は師匠からだったり教えを貰います。
自分が欲したら、ちゃんと行動を起こしていたらあっちから来る、と言った感じなんですかね。
慎さん
その通りです!
”身体に聞く“
っていう感覚がまだ自分の中で確固たるものがないな・・
と思うのですがそこについて教えて頂いてもいいですか?
慎さん
例えば腰痛の方がいたとしますね。
”腰が痛い“原因ってそこに負担がかかっているって考える事が多いと思うんですが、みんな感情を見落としているんですね。
ストレスやトラウマと結びついて痛みになっていると考えています。
ざっくり聞くと圧痛などのチェックなどもしてって事ですか?
慎さん
そうです。
色んな手技があるので割愛しますが、色々チェックする方法はあります。
(企業秘密か!!!!笑)
こんな話もサロンで聞けるんですよね。
慎さん
勿論です!
でも面白いのが、最初は腰痛の原因聞いても
「特に思い当たりません…」
っておっしゃられるんですけど、身体に聞いていくなかで
「原因は〇年前です」
と反応が出て、
「〇年前になにかありました?」
と聞くと
「あ、そのころ〇〇なことがありました!」
って感じでいきなり出てきたりします。
その出来事で身体の反応を見ると、それが痛みの根本となっているって出たりします。
今お話したのはほんの一例ですが、身体はなんでも知っているんですよ。
成る程!
慎さん
なので、しっかり身体に聞く事が大事です。
身体と感情は結びつきは注目ポイントです。
バスケの話を全くしていないので(笑)少し。
今、自粛期間でバスケ出来ませんが、これまでっていつバスケされていたんですか?
慎さん
ほとんどしていないんですよ。
鍛錬のみです。
撮影の時くらいしかバスケしないんですよ・・・
やっぱりそうなんですね・・・。
鍛錬のみで身体能力が上がっているように見えるってすごい・・・
慎さん
いやいや、まだまだですよ。
今もされている稽古は変わらずですか?
慎さん
基本は禮・站椿功・型のみです。
NBAとか観られるんですか?
慎さん
いや、、、最近ですね。
中学時代は観てましたけど、そこからあんまり・・・
レイカーズ王朝時代は青春ですね。
ハーデンとか意識しているのかと・・・
慎さん
ハイライトとかは観ますけどね。
最近はMPJ(マイケル・ポーターJr)が好きですね!
ポテンシャルかなり高いですよね!
慎さん
腰痛で出遅れた感ありますけど、かなり良いです!
鶴くんから言わすと戦術がまだまだみたいですけど。
厳しめですね(笑)
慎さん
ほんとに!(笑)
鶴くんや原田くんと関わるようになって、バスケの戦術的な面白さが解るようになってきました。
鶴くんの凄さってGMみたいなんですよ。
来年の補強ポイントとか予想して当てるんですよ!
彼、見えちゃってるんですよ!
それはやばい変態だ・・・
慎さん
変態ですよ(笑)
3人でまた企画しているので楽しみにしていてください。
楽しみですね!
慎さんがNBAを観るポイントとしては身体操作ですか?
慎さん
いえ、今は戦術メインですね。
何となくですが、身体操作に関しては分かるようになってきたので。
ダンクとかすごいプレイは勿論あります。
それを真似るのは無理ですが。
自分が出来る範囲でのプレイで参考にするのは今はないって感じです。
日々鍛錬あるのみです。
慎さんの中で日々の生活がバスケに活きるって事なんですかね。
慎さん
そうですね。
逆も然りでバスケも日常に一部です。
全てが学びですよ。
今、こんな時だからこそ、バスケ以外の所から結果としてバスケに繋がるようにしたいですね。
慎さん
武術の世界で“心身一如“と呼びます。
何かというと、姿勢だったり呼吸だったり普段の生活の仕方全てが身体を作ります。
態勢がよかったら心の状態も良くなります。
こんな時だからこそ自分の身体に向き合っていけたらいいですね。
身体が全てを知っていますから。
さいごに
ありがとうございます。
コロナの影響で心が落ち着かないかも知れませんが、自身を見直す良い機会ですね。
それが身体を整える事に繋がるということを学ばせて貰いました。
今回はありがとうございました。
話が前後するんですが、場を作るエネルギーの話をお聞きします。
セミナーやトレーナーなどをしていると、感情が揺れ動く時があると思います。
その際、感情の揺れ幅は小さいのか、慎さんのエネルギー量はどの程度で挑まれるのでしょうか。