【ちくバスインタビュー⛹️♂️】
Bリーグ アルバルク東京トレーナーの五十嵐清 氏 @ika_kiyo にインタビューさせて頂きました!!
Bリーグでのトレーナーとしての活動、トレーナーとしての心得などお話伺いました!
インタビュー内容は後日公開予定!!
coming soon🏀https://t.co/dQDN0eSs37 pic.twitter.com/vyOS5hp4s8— ちとせ🏀バスケ×インタビュー×理学療法士 (@chitooo13) May 9, 2020
アルバルク東京の五十嵐トレーナーにお話を伺いました!!
五十嵐 清
アルバルク東京所属
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・NASMーPES
Bリーグ初年度!
栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)を支え、初優勝!
アルバルク東京でも2連覇を果たし、個人では3連覇されている五十嵐トレーナ!
巷では優勝請負人とも言われています。
その秘密を今回、徹底的に聞いてきました!!
五十嵐トレーナーインタビュー
五十嵐
チームの成績自体は試合数の違いはあったにせよ、東地区1位。
リーグ全体を通しても勝率1位で終えられたというのは非常に評価できるのではないかと思います。
また、アジアチャンピオンズカップでもチャンピオンになったのは非常に良かったと思います。
ケガだったりコンディショニングの面で言うと・・・大変でしたね。
今シーズン11名で開幕スタートされて少ないなと言う印象を受けていました。
五十嵐
そうですね。
小島選手やザック選手のケガ、外国籍選手も2名しか出場できないと言う今シーズン。
出場可能選手が10人をきるような試合もあり、なかなか厳しい一面もありました。
序盤はケガの選手が多く、メディカルの方はかなり大変そうだなと印象がありました。
また、シーズン途中から加入された選手もいたり、水曜日に試合・土日に試合があったりとコンディショニングの調整など大変そうな印象でしたが如何ですか?
五十嵐
大変でしたね。
ルカHCの練習はかなりハードで有名でして、試合の日程や練習での身体の調整なども含め厳しかったですね。
具体的にルカHCの練習の厳しさと言うのはどういった面ですか?
五十嵐
ルカHCの練習のハードさと言うのは激しさと緻密さですね。
選手の半歩のズレや身体の傾きやタイミングで指導が入ったりします。
なるほど。
五十嵐
水曜日の試合が入ってくる週の場合、土日も試合がありますから単純に選手はしんどいですよね。
土日に試合があれば、月曜日はオフですか?
五十嵐
そうですね。
基本は翌日はオフです。
水曜日が入ってくると移動などもあるのでそこは変動します。
移動も考えなくてはいけませんもんね。
五十嵐
そうなんです。水曜日がアウェーゲームだと基本的には翌日に移動になる事が多いです。他チームもその点がものすごく大変だと聞きます。
月曜日のオフに関しての質問です。
選手から個別にケアなどの連絡などは基本的にはないのでしょうか。
五十嵐
普段、体育館にずっといるのでオフの日はあまり来たがらないんですよ(笑)
僕はいつでも連絡を待っています!(笑)
あ、環境的に(笑)
五十嵐
そうなんです(笑)
なるほど。
五十嵐
逆に選手のコンディションが気に成る場合、こちらから治療やトリートメントを行うよう声をかける事もあります。
ありがとうございます。
アルバルクはコーチなどもBリーグのチームの中でも非常に充実している印象を受けます。
トレーナーの方も現在3名でBリーグ内では多い方ですよね。
五十嵐
そうですね。
かなり充実していると思います。
荒尾さん、竹澤さん、そして五十嵐さん。この3人でトレーナーとして活躍されています。
勿論、役割が違うと思うのですが、具体的に役割を教えていただいてよろしいですか?
五十嵐
大まかな仕事の分担ですが、荒尾さんはヘッドトレーナーで全体的な取りまとめを行われています。
トレーニング、コーチ・フロントへの情報伝達や調整、繋ぐ部分なども含め、全体的に統括を行われています。
僕と竹澤さんがメディカルとして活動しています。
リハビリの部分に関してはトレーナー間で情報を共有し、誰が担当しても問題がないように行なっています。
組織的ですね。
五十嵐
言葉にすると少し硬い感じがしますが、フラットな感じで常にコミュニケーションを取りながら行っています。
スキルコーチがいるのも魅力ですよね。
五十嵐
おっしゃる通りでスキルに足りない必要な身体機能面の事なども相談してできるので、かなり大きいですね!
リハビリに話なのですが、例えば手術が必要な場合、急性期対応が終わってからの対応という事ですか?
五十嵐
そうです。
簡単な流れを説明すると、チームドクターの所で手術をして病院のリハビリを行ってもらいます。
退院後もメインは通院リハを実施しています。
体育館では患部外のトレーニングを行ったりですね。
徐々に通院リハと体育館との比重を変えていくといった流れです。
なるほど。病院と現場の連携が取れている証拠ですね。
五十嵐
連携はかなり取れていると思います。
通院リハの時にタイミングが合えばリハビリの見学もさせて貰ったり、理学療法士(PT)の方ともお話しさせてもらったりしています。
理想の体制ですね。
五十嵐
そうだと思います。
こちらでやっているトレーニングを動画で撮ってPTの方にアドバイスを貰ったり情報交換も密に行っています。
素晴らしいですね。
僕が高校バスケ部に関わっているのですが、一人で行っているのでやはり環境的にかなり羨ましいですね。
選手を管理するのに何かアプリなどオンラインでされているのでしょうか?
五十嵐
アルバルクの場合はONE TAPさんのアプリを使用しています。
今、まさにコロナウイルスの影響でオンラインでの管理は重宝していますね。
Googleのスプレットシートでも対応可能なので試してみてください。
五十嵐さんは栃木の時はストレングスも兼任されていましたよね。
Bリーグ全体を見渡してもS&Cの方も増えてきている印象ですが需要が高まっていますか?
五十嵐
Bリーグ全体を通してもS&Cの重要性は高まっている印象ですね。
なるほど。
今後どのチームの動きも注目ですね。
巷では優勝請負人と言われている五十嵐さんですが、栃木時代に1回目の優勝の時はあまり印象がない、記憶がないというツイートを拝見しました。
そこの真相に迫ってもよろしいですか?
五十嵐
いっぱいいっぱいで、もう本当に覚えていないんですよ(笑)
丁度、先日再放送で栃木vs川崎の試合が放送されていましたがベンチに居られる五十嵐さんを観ていて、忙しそうだな・・・という印象でした。
五十嵐
大変でしたね・・・。
裏話ばかりでここではお話できません…
フル稼働だったんですね・・・
五十嵐
気がついたら終わっているみたいな感じでした(笑)
なるほど(笑)
では2回目、アルバルクでは初優勝の瞬間は如何でしたか?
五十嵐
その時は落ち着いて観れましたね。
高まるものはありましたが、冷静にというのを心がけて試合を見守っていました。
五十嵐さんの中でトレーナーは何があっても平常心というのを大事にされているとの事ですが、それは優勝の時も変わらずだったんですね。
五十嵐
うーん・・そうありたいんですけどね(笑)
実は意外とそうでもないという事ですかね?
五十嵐
結構、自分の中では切り替えていると思っているんですよ。
レギュラーシーズンだと俯瞰して試合を観れていると思うんですよ。
どれだけ競った試合でも冷静だと思います。
ただ、プレイオフになるとやっぱり違うんですよね。
と、言いますと。
五十嵐
自分の中でちょっとスイッチ入るんですよね。
ちょっとだけなんですね(笑)
五十嵐
ちょっとです(笑)
試合を楽しみたい自分と、冷静に自分の仕事をしなければという自分で半分半分ですね。
そういう意味では1回目の優勝の時は全く楽しめず(笑)
2回目の時は半々でしたし。
3回目の時はより俯瞰して観れたのではないかと思っています。
歳を重ねる事にといった感じですかね。
五十嵐
そうですね。
経験を重ねる事にです。
幸いにも3年連続優勝を味わえると言うのは中々出来ることではないので。
一緒に喜んだりと言うのも大事な事ですし。
僕が高校生のトレーナーなので一回の勝利に一緒になって喜んでしまうので、全く冷静じゃないなと今、改めて思いましたね(笑)
五十嵐
大事な事ですけどね。
チームのキャラクターにもよりますし、一緒になって喜んだ方が盛り上がるのであればそれは必要な事ですよ。
状況次第ですね。
ただ、もしテレビの端っこでBリーグのトレーナーさんが喜んではしゃいでいる姿を観るとしたらちょっとあれですけどね(笑)
五十嵐
画面の端っこで目立っちゃいますね(笑)
写真提供:アルバルク東京
今シーズン、コロナウイルスの影響でシーズンが途中で終了という心残りなシーズンでした。
大変なシーズンだったと思うのですが五十嵐さんの率直な今シーズンの御感想をお聞かせ下さい。