【中川 和之】 人生讃歌 Part.2

【中川 和之】~人生讃歌~Part.1

2019年12月24日

中川

その通り。

でも1回ケガしないと、ケアしたりストレッチしたりしないんですよね・・・。

 

 

ちくわ

それはすごく感じます。

実際、現場に出ていて一番困るところです。これにはいつも頭を悩ませています。

 

中川

実際、動けている、痛くないのにケアをなんでするんだ?

早く家に帰ってご飯食べて好きなことして寝たいよーっていうのが普通の選手の感覚だと思います。

 

 

ちくわ

まさしくその通りですね。

NBAプレイヤーのD・ローズもACLを断裂するまでストレッチをしたことがない、という記事もありましたね。トップアスリートでもそういった感じですからね。

 

 

中川

本当に一番難しい所ですよね。

極端な話、赤ちゃんの時から痛い目にあって学んで成長していきますから、やっぱりケガしないと分らないんですよね。

 

 

ちくわ
経験があって学びますからね。

 

中川

失敗の損失が少ないケースであればそこから学びさらに良くなるよう改善できますが、ケガの度合いによっては一発で終わっちゃうケースもありますからね・・・。

勿論、運の要素もありますが・・・

 

一番いいのは最後までケガ無くキャリアを終えられることですけど・・・

でも、そんな人はなかなかいないですからね。

 

 

ちくわ

ケガがないのが一番ですね。

中川さんは豊浦高校時代の当時2年生のWCの際、右手首の骨と靭帯の損傷というケガをされています。

プロ時代にも半月板損傷など、ややケガがちな印象を受けるのですが、ケアなどは積極的に取り組まれていたのですか?

 

 

中川

現役時代はマッサージや酸素ボックス治療などにかなり行っていましたね。

それがないとできない身体にもなっていましたし。

自分の疲労回復の為に取り入れた韓国式のよもぎ蒸しで、東京時代に結局お店まで出しちゃいましたし(笑)

 

 

ちくわ

なんですかそれ!(笑)めっちゃ気になるんで後で調べます(笑)

中川さんの調整法はどういった感じで行われていたのですか?

 

 

中川

僕は超ストイックに身体を鍛えて・・・という方ではなく、気持ちを大事にするほうだったので。

これは選手によって違いがあると思います。

例えば田臥さん(宇都宮ブレックス所属)なんかは、練習や試合前のルーティーンもしっかり持たれてていて、メンテナンスにもすごく時間をかけて、じっくり調整する方でした。

ただ、プロはプレッシャーやストレスもあって、それを発散する場所なんかも必要なんですよね。

僕はあくまでバスケは人生を楽しむためのツールと考え、それで生活を苦しめるのではなく、バランスを取りながらという調整方でしたね。

 

 

ちくわ

上手くバランスを取りながらプレーされていたんですね。

 

現代は勝利主義ではなく、“バスケを楽しむ“というのが取り上げられたりしています。

それでも、まだひどい所ではケガしても言えない、ケガをすると怒られるといった環境もあると聞きます。

中川さんが監督として、特に選手に注意している事はなんですか?

 

 

中川

単純に、まずは飯を食ってしっかり寝ろ!ですね(笑)

食事をとらなかったら練習で鍛え破壊したものが回復せず、小さいケガを蓄積させているような状況になるので。

 

あとは睡眠もそうですし、身体にとって必要な要素を再確認し正しい行動をする必要があるということは注意しています。
ストレッチやトレーナーからのマッサージも義務付けています。

 

ちくわ
特に大事な所ですが蔑ろにしやすい部分ですもんね。

 

監督やコーチはチームを強くする為に色んなことを教えねばと思い、つい練習を何日も休みなく続けたり、二部練習なんかをしたりしちゃうもんなんですよ。

僕も気持ちは凄く分かりますが、いつも我慢して休息もしっかり与えるようにしています。

練習量が増えるにしたがって当然ケガをする確率も高まります。

 

そのためにはケアは絶対に必要ですよ。当たり前ですが、やっぱり選手の怪我は見たくないんですよ・・・。

注意点いっぱいありますね(笑)

 

 

ちくわ
いや、それが本音だと思います。

 

中川

やっぱり監督として、選手にはケガをしてほしくない。

それが一番です。

 

僕が選手時代にケガで泣いているので、選手にはそういう思いをしてほしくないというのはあります。

なので、練習の強度とか攻めきれないというか・・・

 

勿論、ガッツリきつい練習は行いますけど、すこし引いてしまう部分もあるにはあります。

まあ僕の指導力がまだまだ不十分だという事なんでしょうけど。

 

 

ちくわ

またまたご謙遜を。

過去と現代の指導での違いはありますか?

実際、過去は根性論が強く根付いていましたが、現在はまた違った視点で語られることが多いですがどうでしょうか。

 

 

中川

どこかで厳しい所というのは現代でも必要だと思います。

正直、僕の経験論なので主観的な意見ですが、ミニバスから大学までのどこかのカテゴリーで1度でも厳しい指導を受けておくのは選手としてだけでなく、社会に出てから役立つものだと思っています。

 

僕も中学時代の練習が死ぬほどきつくて、それがあるから高校時代・大学時代・アメリカでも踏ん張ることが出来たのかなとは思いますね。

ただ、その中学時代に色んな意味で辛すぎて1度バスケを辞めようとしていましたけどね(笑)

 

 

ちくわ
それは考えるバスケットの会で有名な“ほー!”の小林先生ですね(笑)

 

中川

そうそう(笑)

この前、久しぶりにお会いしましたけど、やっぱり今だに怖いですもん(笑)

 

あと、厳しい練習を超えたというのは自信に繋がりますし。

高校時代も練習の強度は高かったですけど、中学時代の厳しさのお蔭で高校も乗り越えられたのかな。

 

心拍数上げたり、ウェイトやったりハードな練習ってみんなやってるじゃないですか?

その先の“キツさ”ですよね。

【中川 和之】 人生讃歌 Part.3

2019年12月26日

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