五十嵐
そこが出来ず、残念な結果になる事もあり得ますからね。
大事な要素です。
ちなみに五十嵐さんの自分の思う強みは?
五十嵐
鍼灸やマッサージを中心とした治療スキル、あと比較的バランスは取れている方だと思います。
色んな事を俯瞰してみれる事ですかね。
俯瞰って中々難しい事だと思います。
俯瞰するために意識していることを教えてください。
五十嵐
選手に近いポジションなので選手に寄りすぎてしまう事があるんですよ。
ただ僕らトレーナーは選手やコーチの中間に位置しないといけないと思っています。
勿論、状況によりますが。
どちらかに寄りすぎないようにバランスを取り、よく観察する。
これが俯瞰するためには重要ではないかと思います。
観察!大事ですね。
五十嵐
観察する事で何が重要か見極め、選手やスタッフとコミュニケーションを取る事で俯瞰する事ができると思います。
そう行った所で何か反省点、これが活きているなんて事などありますか?
五十嵐
日々反省ですよ。
強いていうと選手が怪我した時に何かサインを見逃していなかったか?
なんて事はよく考えます。
あの時あんな事を言っていたのはこう言うサインだったのかな?
とか細かいサインを見逃さないようにしなければとは思っています。
身体だけでなくメンタル等も含めてまだまだ観察不足、勉強不足な点が反省点です。
ありがとうございます。
コロナウイルスの影響でバスケができない状況です。
お仕事にも影響していると思います。
この状況をマイナスに捉えずに今、行動されている事を教えてもらっていいですか?
五十嵐
インプットです。
選手に還元できるように知識のインプット、自分のアップデートですね。
シーズン中だとやっぱり勉強時間は中々取れませんか?
五十嵐
勿論何もしていなかった訳ではないですが、確保する時間が違いますね。
今はまとまった時間が確保出来る分、今までより知識のアップデートに努めています。
馬場選手がアルバルク東京を経て、NBA(Gリーグ)に現在挑戦されています。
五十嵐さんはトレーナーとして海外に!なんて思いはあったりするんですか?
五十嵐
年齢や私情を言い訳にするのもあれなんですが・・
もう少し若ければ考えていたかもしれませんね。
でもそれって大きな問題になってきますもんね。
五十嵐
もし挑戦するとしたらアメリカよりヨーロッパの方が僕は行きたいですね。
ヨーロッパのチームのトレーナーってサッカーはいますけどバスケはいないですよね?
これから目指す子のビジョンとしてNBAも勿論ですが、ヨーロッパのバスケを目指すというのも面白そうですよね。
確かに。
サッカーではフィジオとしてチームに帯同していますもんね。
五十嵐
選択肢は多い方がいいですからね。
日本人の繊細さなどは海外でも通用するのではないかと思います。
なるほど。
今後、学生さんは参考にしてほしいですね!
五十嵐さんが今後、描かれているビジョンを教えてください。
五十嵐
アルバルクにいる限り、チームのために情熱を注いで行きたいと思っています。
大きくいうとバスケットボール界に貢献したいと思っています。
素敵ですね。
五十嵐
やっぱりバスケが好きなのでね。
最後にBリーグを目指しているトレーナー、学生に向けてお願いします。
五十嵐
今しか楽しめない事を楽しむという事。
そして勉強ですね!
遊びと勉強のバランスをしっかり取りながら、自分で考えて行動できるようにと言う事は大事にして欲しいです。
ありがとうございます。
アルバルク東京のリーグ3連覇に向けて来シーズンの五十嵐さんのご活躍を期待しています。
〜さいごに〜
Bリーグ最前線でご活躍されている五十嵐トレーナーにお話し伺いました。
五十嵐さんがどういった視点・思考でチームに関わっているか、今後のビジョンなどお聞きしました。
学生でトレーナーを目標にされている方は逆算して行動できるように五十嵐さんの思考を是非、参考にして頂ければと思います。
最後になりましたが、五十嵐トレーナー・アルバルク東京様ありがとうございました。
目先の技術・HOWTOも大事ですが基本な事はそういったヒューマンスキルですよね。