〜 STEP UP 〜 【京都ハンナリーズ 松田 直人トレーナー】part.1

 

9シーズンチームを率いた浜口炎HCに代わり、京都ハンナリーズを牽引する小川信也HCに代わって2シーズン目に突入。

全員バスケで一戦一戦を大事にプレーする京都ハンナリーズ。

 

その京都ハンナリーズを浜口HC時代から選手を支えたトレーナー松田直人氏に今回お話を伺う機会を得た。

2020−21シーズンの退団から電撃復帰までの経緯、チームの状況など松田さんに伺った。

 

松田直人 トレーナー兼アシスタントマネージャーインタビュー

写真提供:京都ハンナリーズさま

 

ちくわ

松田さんといえば今シーズン開幕前の電撃復帰。

これは全ハンナリーズブースターを歓喜の渦に巻き込んだニュースでした。

2020-21シーズン終了後に契約満了のニュースがあった後だけに復帰は嬉しいニュースでした。

この復帰に至るまで何があったのかお話伺ってもよろしいでしょうか。

 

松田

僕自身もこんなに早く戻ってくるとは・・・でした(笑)

退団した経緯ですが、実は2020-21シーズン開幕前に退団する事は決めていました。

今後の将来について考えた時に視野を広げたいと思い、京都ハンナリーズにはお世話になりましたが環境を変える決断をしました。

京都ハンナリーズからも快く送り出してくださり、シーズン終了後に新しいスタートを切りました。

同時に京都ハンナリーズも2021−22シーズンに向けて新たにスタートしたのですが、長年在籍したスタッフが退団した事もあり、スタートがやや難航したという話を聞きました。

 

ちくわ
松田さんが退団された後、長年京都ハンナリーズに在籍しているのは#43 永吉選手、#33 内海選手くらいですもんね。

 

松田

そうですね。

長年チームを支えたマネージャーの西村嘉展(現・川崎ブレイブサンダース)も僕と同時に退団しました。

基本的に裏方業務を僕と西村を筆頭に行っていました。

見えない裏方の仕事をしていた二人が同時に退団した事でチームが新たに動き出す際に支障となっていました。

そう言った所の相談なんかを受けている時に、僕が動けるタイミングとチームのタイミングが合い再契約のお話を頂き復帰することになりました。

 

ちくわ

なるほど。

それでトレーナー兼アシスタントマネージャーという役職での復帰となった訳ですね。

 

 

松田

そうですね。

ただ業務自体は以前と大きく変わってはいなくて正式な名称がついたと言った感じですね。

 

ちくわ
試合には帯同されていませんよね。

 

松田

今回は試合には帯同しない形の契約となりました。

 

 

ちくわ

勝手なイメージが定着しているのですが京都ハンナリーズのトレーナーと言えば松田さんのイメージがあるのでまだ慣れないですね。

 

実際の今の働き方を詳しくお聞かせください。

 

 

松田

そう言われると嬉しいですね。

有難うございます。

 

昨シーズンまでは基本的にトレーナー業務中心でしたが、マネージャー業務のお手伝い含む雑務なども一緒にやっていました。

今シーズンに関しては僕が加入前に既に2名のトレーナーが契約されていました。

どちらかと言うと僕はそのお手伝いと言った感じになりますね。

 

後は新たに今シーズンから加入した前山 明日翔マネージャーのフォローです。

今シーズンは試合に僕はいない事が多々あります。

その時に“僕がいなければ出来ない状況“というのはチームにとって良くないですよね。

なので

「昨シーズンまではこうやっていましたよ」

「こっちはこういうやり方の方がスムーズですよ」

 

と言ったように色々とお伝えさせていただいています。

働き方としては大きくは変わっていないんですが、割合が変わったというイメージです。

その割合がマネージャー側が増えていて、トレーナー業務という業務は実はそんなに行っていないのが今シーズンですね。

 

 

ちくわ

なるほど。

トレーナーとしての選手の対応はどういった形になるのですか?

 

 

松田

基本的には竹田ヘッドトレーナー、下崎アシスタントトレーナーの2人が主導であくまで僕はお手伝いです。

2人の手が足りない時のストレッチの対応や物理療法なんかは行っています。

 

 

ちくわ

少しお答えにくい質問ですが、昨シーズン終了後に京都ハンナリーズを退団された後、今シーズン前に復帰になりました。

新たに契約されていたトレーナーとの関係性、やり辛さ等はなかったですか?

 

 

松田

実は僕は全く感じませんでした。

ただ僕の振る舞い次第ではやりにくいだろうな、といった事は思っていました。

気を使うというと語弊がありますが、トレーナー陣がやり易いように全てをお任せするようにしました。

そういった雰囲気を作れるように心がけていました。

ですので意外と僕はスムーズに入れたので正直やりやすかったです。

 

 

ちくわ

なるほど。

松田さんの人柄が溢れてますね。

現在チームとしては7勝27敗で成績としては・・

と言った部分がありますが、松田さんの目からチームの状況はいかがですか。

 

松田

成績で言うと苦しんでいる状態です。

どこのチームも苦労している部分ですが怪我人が増えてから負け始めました。

大黒柱の#50 デイヴィッド・サイモン選手の怪我を筆頭に、怪我などで首脳陣がメインに考えていた選手が中々揃わなくてつまづいた部分があったのかなと。

ただ最近のゲーム、特に年明けからのゲームは負けはしてもかなりいい試合でしたし、接戦を物にして勝利を得たゲームもあります。

サイモン選手を欠いて苦しみながらも#32ジャスティン・ハーパー選手の躍動や新加入の#25鈴木達也選手が得点面なんかも含めてチームを引っ張っていってくれた事で他の選手の成長も感じました。

ちくわ
寺嶋選手(現・広島ドラゴンフライズ)の移籍でPGどうなるんだ・・というのを心配していましたが#25 鈴木選手の加入はかなりチームにとって大きな力となりましたね。

 

松田

試合もですが練習もハードワークしていて人間的にも素晴らしい選手でこちらも勉強になりますね。

それに引っ張られるように#11 久保田選手も大きな成長を見せてくれています。

#25 鈴木選手との競争で選手としても人間としても成長しているように感じます。

#29 細川選手も自信を持って自分で攻めれるようになってきましたし、得点面で欠かせない存在になっています。

最初はスタッフも変わったり選手の移籍もあったり、怪我の部分で苦戦はしましたが徐々にフィットしました。

練習でもいい雰囲気ですし、これからシーズン終盤に向けて期待が出来るのではと思っています。

 

 

ちくわ

ありがとうございます。

おっしゃる通り若手の躍進は目立ちますね。

 

 

松田

成長を強く感じるシーズンにはなっていますね。

着実に良くなってますね。

 

〜 STEP UP 〜 【京都ハンナリーズ 松田 直人トレーナー】part.2

2022年3月7日

Part.2 3/7 更新

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